IR Report
第90期中間株主通信
2024年4月1日から2024年9月30日まで

TOP MESSAGE トップメッセージ

代表取締役社長浅沼 誠
株主の皆さまには日頃よりご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
当社グループの第90期中間期(2024年4月1日から2024年9月30日まで)の事業の概況についてご報告申し上げます。
我が国の経済は、人手不足や物価高を背景に、人材確保についての必要性が強く意識されたことや、賃金引上げの動きが広まったことから、雇用や所得環境が改善に向かいました。一方で、世界的な金融引締めや、長引く物価上昇等への懸念もあり、実質賃金が減少し、個人消費が低迷するなど、景気の先行きは不透明な状態が続いております。
このような状況の中、当社グループは、今年度よりスタートいたしました「中期3ヵ年計画(2024~2026年度)」を推進し、全社一丸となって計画を達成して参る所存です。計画では、3年間で注力する「6つのテーマ」を選定しておりますが、その一つである「リニューアル事業の強化」については、2021年度に旗揚げしたリニューアル事業ブランド『ReQuality』のフラッグシップである当社名古屋支店改修プロジェクトで培った技術を、他のプロジェクトを通してアップデートするなど、より一層環境負荷の低減を目指した技術を磨いて参ります。
皆さまにおかれましては、今後とも格別のご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
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HIGHLIGHTS 連結業績ハイライト
受注高は減少したが売上高、利益は増加
建築事業で施工効率の高い工場・倉庫等の大型案件を確保できた一方、土木事業の苦戦および海外子会社における前期大型案件受注の剥落等により受注高は減少しましたが、売上高については、手持ち工事が順調に進捗したため増加しました。
利益については、資材・労務価格の高騰に見合った選別受注を行い、それらが順調に進捗した結果、利益率・利益額ともに改善しました。
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受注高
784億
23百万円
前年同期
8.0%減
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売上高
717億
25百万円
前年同期
2.4%増
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営業利益
30億
17百万円
前年同期
90.3%増
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親会社株主に帰属する中間(当期)純利益
18億
48百万円
前年同期
67.9%増
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連結貸借対照表の概要
※記載金額は、百万円未満を切り捨てて表示しております。 資産は前期末に比べ10.7%減少し、904億2千6百万円となりました。これは債権の回収が進み、受取手形・完成工事未収入金等が53億9千4百万円減少し、投資その他の資産に含まれる投資有価証券が8億3千3百万円減少したことなどによります。
負債は前期末に比べ12.8%減少し、458億4千万円となりました。これは未成工事受入金が18億4千9百万円増加した一方、短期借入金の返済により40億円、未払法人税等が17億4千9百万円減少したこと、また社債が流動負債の1年内償還予定の社債への振替で2億1千万円減少したことなどによります。
純資産は前期末に比べ8.5%減少し、445億8千5百万円となりました。これは、子会社であるEVERGREEN ENGINEERING & CONSTRUCTION PTE. LTD.の株式を追加取得したことなどにより、資本剰余金が19億8千7百万円、非支配株主持分が6億6千5百万円それぞれ減少したことに加え、親会社株主に帰属する中間純利益の計上や配当金の支払などの結果、利益剰余金が14億2千6百万円減少したことなどによります。 -
連結キャッシュ・フロー計算書の概要
※記載金額は、百万円未満を切り捨てて表示しております。 売上債権の減少などにより、営業活動は74億2千2百万円の資金増加となりました。
投資活動では有形固定資産及び無形固定資産の取得などにより、2億9千9百万円の資金減少となりました。
財務活動では短期借入金の返済、配当金の支払及び子会社株式の取得などにより104億4千万円の資金減少となりました。
TOPICS 株式分割と中間配当を実施しました
当社は、より投資しやすい環境を整え、投資家層の拡大を図ることを目的として、本年8月1日付で当社普通株式1株につき5株の割合で株式分割を実施しました。
中期3ヵ年計画(2024年度~2026年度)における配当基準については「連結配当性向70%以上」を維持することとしており、2025年3月期通期の業績等を勘案しながら株主の皆さまへの利益還元を決定するものとしております。これまで年1回の期末配当のみを実施してまいりましたが、株主の皆さまへの利益還元の機会を充実させるため、2025年3月期より中間配当制度を導入しました。2025年3月期の中間配当金につきましては、2024年5月に開示しました通り1株につき15円をお支払いし、期末配当金につきましては、1株につき20円をとしております。
配当金額・配当性向推移

2018/10/1株式併合(10株→1株)、2022/8/1株式分割(2分割)、2024/8/1株式分割(5分割)を実施しており、記載金額は割合調整しております。
2025年大阪・関西万博オランダパビリオンの施工について
当社は2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)のオランダパビリオンの施工を担当しています。
2024年3月の着工から工事は計画通り進捗しており、同年9月3日には上棟式を執り行いました。
2025年4月の開幕に向けて引き続き品質・安全管理に万全を期して工事を進めてまいります。
上棟式の様子
オランダ王国の関係者と当社の施工関係者が参列し、上棟を祝うとともに今後の無事故・無災害での完成を祈念しました。
日蘭の文化が融合した式はオランダパビリオンのテーマである「コモングラウンド(共創の礎)」を体現したものとなりました。
(提供:オランダ王国大使館)
建設の様子
読売新聞の万博特集「Yumeshima-Now」のウェブサイトにて、オランダパビリオンの建設の様子を紹介いただいています。
これまでのニュースリリース
PROJECTS 工事実績
主な受注工事
工事名 |
発注者 |
施工場所 |
---|---|---|
チサンホテル宇都宮リニューアル工事 |
さつきホールディングス有限会社 |
栃木県 |
(仮称)T-LOGI白岡新築工事 |
白岡開発特定目的会社 |
埼玉県 |
八潮南特別養護老人ホーム増築その他工事 |
東京都品川区 |
東京都 |
西多摩郡瑞穂町石畑2301番地内から同町石畑2235番地先間外1か所配水本管(700mm)新設工事 |
東京都水道局 |
東京都 |
(仮称)神戸市中央区港島南町三丁目計画新築工事 |
総合地所株式会社・株式会社長谷工コーポレーション・京阪電鉄不動産株式会社 |
兵庫県 |
都市計画事業 鶯川第2排水区雨水管渠築造工事(2期工事) |
熊本市 |
熊本県 |
主な完成工事
-
(仮称)文京区大塚4丁目共同住宅計画
発注者
株式会社丸仁ホールディングス
施工地
東京都文京区
延床面積
約5,500㎡
構造/規模
鉄筋コンクリート造/7階
-
八幡インター南土地区画整理事業および京田辺松井インター西土地区画整理事業にかかる造成工事
発注者
八幡インター南土地区画整理組合および京田辺松井インター西土地区画整理組合
施工地
京都府八幡市・京田辺市
施工面積
約124,500㎡
-
03-千里竹見台団地南区域後工区
建築その他工事発注者
独立行政法人都市再生機構
西日本支社施工地
大阪府吹田市
延床面積
約9,200㎡
構造/規模
鉄筋コンクリート造/14階
-
誠和梱枹運輸株式会社 防府倉庫新築工事
発注者
誠和梱枹運輸株式会社
施工地
山口県防府市
延床面積
約11,500㎡
構造/規模
鉄骨造/地上2階
- STOCK INFORMATION
- STOCK INFORMATION
- STOCK INFORMATION
- STOCK INFORMATION
STOCK INFORMATION 株式の状況2024年9月30日現在
発行可能株式総数 |
290,000,000株 |
---|---|
発行済株式の総数 |
80,786,290株(自己株式 177,565株を含む) |
株主数 |
23,346名 |
大株主
株主名 | 持株数 | 持株比率 |
---|---|---|
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) |
10,364千株 |
12.86% |
淺沼組弥生会持株会 |
4,037千株 |
5.01% |
平和株式会社 |
3,150千株 |
3.91% |
株式会社日本カストディ銀行(信託口) |
2,461千株 |
3.05% |
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 |
2,400千株 |
2.98% |
株式会社三井住友銀行 |
1,887千株 |
2.34% |
住友不動産株式会社 |
1,830千株 |
2.27% |
浅沼 誠 |
1,431千株 |
1.78% |
株式会社南都銀行 |
1,235千株 |
1.53% |
淺沼組自社株投資会 |
1,161千株 |
1.44% |
(注)
1.千株未満は切り捨てて表示しております。
2.持株比率は、自己株式を控除して算出しております。
所有者別株式分布状況
