保有技術

無収縮高流動コンクリート[スーパーフィルクリート]
概要
スーパーフィルクリートは、スランプフロー60cmの高い流動性と、市販の無収縮モルタルと同等以上の無収縮性が発揮できるように開発した高機能コンクリートです。
耐震改修工事で採用例が多い、外付けの枠付き鉄骨ブレース耐震補強工事の間接接合部に打設する無収縮モルタルの代替などにも使えるよう、流し込みによる打設を前提に開発した高機能コンクリートです。
 スーパーフィルクリートの材料構成、製造・施工フローは、以下のようになっています。
 なお、本技術は2012年3月27日に(財)日本建築総合試験所建築技術性能証明 第 09-01号 改 として性能証明されています。


特徴
1.スーパーフィルクリートの設計基準強度(Fc)は、30N/mm²以上36N/mm²以下が可能です。
2.粗骨材最大寸法は15mmまたは20mmです。

3.ブリーディングがほとんど生じないため、フレッシュ時の適度な膨張(下図左)によって、無収縮モルタルを用いた場合に比べ、既存躯体との一体性がより高い打継ぎ部を形成します。


4.スーパーフィルクリートの耐久性は通常のコンクリートと同等以上です。

5.スーパーフィルクリートの長さ変化率は、500μ以下であり、市販の無収縮モルタルと同等以上の無収縮性を示します。(下図右)


6.無収縮モルタルに比べ、トータルコストの削減が可能です。



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