保有技術

ハイブリット地下壁・杭工法[HBW/P]
概要
HBW/P工法とは、保有技術であるHBW工法およびPSP工法に用いる構造材の一部が、ともに山留め壁芯材である事例が殆んどである事に着目し、これらの地下工事のコスト低減/工期短縮および環境負荷低減などに寄与する特長を効果的に融合させるシステムの総称です。
 HBW工法は、仮設山留め壁用の芯材と後打ちの鉄筋コンクリート地下壁をスタッド等を用いて合成地下壁とすることで、地下壁の厚さ低減と地下階有効面積の拡大を可能とします。
 PSP工法は、品質管理されたソイルセメント柱列壁などの地盤改良体を本設構造杭として使用することを可能としたものです。
 HBW/P工法の開発は、PSP杭頭接合部の性能確認にはじまり、前者の併用が及ぼす影響の解析的検討を行い、その併用の有無に拘わらず、長期荷重時および短期荷重時に要求される構造性能は両者ともにほぼ単独で機能することを確認し、設計・施工方法を確立しました。

特徴
1.地下外壁のコンクリート厚を薄くでき、鉄筋量も減らせるので、躯体コストの低減が図れます。
2.地下外壁厚が薄くなるので、地下階の有効床面積が増えます。
3.埋め殺しにされていたH形鋼が活用できるので、資源の有効利用につながります。
4.建築基準法第38条の適用を受けないので、通常の確認申請で本工法が採用できます。



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