地中連続壁工法[DLW工法]
概要
都市への人口集中が一段と激しさを加えている現在、都市空間を有効に利用する方法の一つとして、大深度地下空間を利用する技術が求められています。このニーズに応えるためにDLW工法を開発しました。DLW工法では、従来のRC地中連続壁に比べて構造的に優れた壁間継手を使用することによって地下空間を安全に、また経済的に施工します。
特徴
DLWは地中連続壁を構造体として利用するために必要な5つの機能を有してます。
・耐震壁の機能
・二方向版耐側圧壁の機能
・合成壁の機能
・杭の機能
・仮設山留めの機能
システム説明
DLW工法では3種類の壁間継手(壁間鉛直継手、FP型壁間剛接継手、PP型壁間剛接継手)を用意しており、各壁間継手は要求する壁体の機能に応じて使い分けできるようにしています。PP型壁間剛接継手は、継手部分以外の壁と同等以上の優れた構造性能を有しているため、継手位置に制約されることなく設計することが可能です。
