柱RC梁Sハイブリッド構法
概要
剛性が高い鉄筋コンクリート(RC)造あるいは鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)造の柱と、大スパン架構に対応できる鉄骨(S)造の梁を組合せた梁貫通型の柱梁接合部構法です。本構法は、(財)日本建築総合試験所の建築技術性能証明(GBRC 性能証明 第10-05号 改)を取得しています。
特徴
本構法の柱梁接合部の補強形式としては、S梁と柱梁接合部の境界に支圧板を配置して柱梁接合部内にせん断補強筋を配筋する「せん断補強筋形式」、柱梁接合部の周囲をふさぎ板と称する鋼板で覆う「ふさぎ板形式」の2種類があります。
①建物の外周部には意匠性を考慮して鋼板が露出しないせん断補強筋形式を採用し、内部にはふさぎ板形式を採用するなど、2種類の補強形式を使い分けることにより自由度の高い計画が可能となります。
②柱のコンクリートにはFc=21〜60N/mm²、柱主筋にはSD295A〜SD490を使用できます。
③ふさぎ板は、施工時の型枠としての機能も併せ持ちますので施工性にも優れています。
④最上階の柱主筋定着には技術認証を取得した各種機械式定着工法を用いますので施工が容易です。
⑤柱SRC梁S接合部工法は、鉄骨架構の先行施工が可能であり、工期の短縮が図れます。
⑥柱SRC梁S接合部工法の柱鉄骨には、比較的小さい断面の鉄骨を使用できます(梁鉄骨に対する柱鉄骨の曲げ耐久比が20%以上で可)。
システム説明
