自己圧着ブレース工法
概要
プレストレスを導入したPCaブレースを既存骨組みに圧着させて耐震性能の向上を図る補強工法です。
本工法は(財)日本建築総合試験所より建築技術性能証明 第03-09号を取得しています。
特徴
1.低層・中規模の建物の耐震補強に適します。
2.短工期で施工することができ、従来工法に比べ約10〜30%のコストダウンができます。
3.ブレースの取り付けにスタッドを必要としないため、振動・騒音がほとんどありません。
4.ブレースの取り付けに鉄骨の枠フレームが不要です。
5.将来対応に対して汎用性が高く竣工後のブレース位置の変更に容易に対応できます。
システム説明
1.4片に分割搬入されたPCaブレースをX型に地組します。
2.PCaブレース内のPC鋼棒を緊張します。PC鋼棒の取り付いた皿バネが縮みます。
3.ブレース中央の円形リングにPC鋼棒を定着します。
4.建方後、柱梁仕口の取合い部4ヶ所に無収縮モルタルを充填します。
5.無収縮モルタルの強度発現後、PC鋼棒の緊張力を開放し、皿バネを介して圧着させます。
6.ブレース中央の円形リングにモルタルを充填します。

施工例