材端開孔補強工法[MAX-E]
概要
鉄筋コンクリート造の建物では、天井裏スペースの節減、階高の節減および建築空間の有効利用のために、設備配管用の貫通孔(開孔)を梁に設けることが多く行われています。ただし従来の工法では、構造性能確保の観点から開孔位置は、柱フェースから梁せい(1D)以上の距離を離して設ける必要がありました。それに対して、MAX-E工法を用いると、開孔をRC梁の材端部に設けることが可能になります。それによって、設備の迂回配管や下がり天井を小さくできるとともに、室内空間が拡大し、設計の自由度が高まります。
特徴
1.従来の工法では、開孔は柱面から梁せい(1D)以上離して設けますが、本工法ではD/3〜1Dの位置に設けることができます。
2.従来の工法と比較すると、迂回配管や下がり天井が小さくなるため、開孔1箇所あたり5〜10%のコストダウンとなります。
3.有開孔梁の構造実験を行い、MAX-E工法によって補強されたRC梁は強度・靱性能ともに十分な性能を持つことを確認しています。
システム説明
