保有技術

超高層RC住宅構法[A-HRC]
特徴

本構法は、超高層集合住宅を鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)でなく、鉄筋コンクリート造(RC造)で建設できるのが特長です。耐震壁がない柱・梁だけの純ラーメン構造から成っています。
 SRC造に比べて低コストで、かつ短工期で建設できるのを特長としていますが、く体材料に高強度のコンクリート・鉄筋を使用しているため、本構法を採用するに当たっては適正な構造解析と厳しい施工管理が必要となります。
 当社では、これまでに建設中のものを含め、数件の施工実績があります。

特徴

1.SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)に比べ、く体構造だけで10〜15%のコストダウンが図れます(当社モデル建物比)。


2.柱、梁、床、バルコニーなどの部材をプレキャスト化することや合理的な型枠システムを採用することで工期の短縮が図れます(柱、梁ともプレキャスト化すれば1フロアあたりの工程が4〜5日に短縮できます)。


3.高強度コンクリート、高強度鉄筋を採用して長スパン化と部材断面の縮小化を行うことで、自由度の高い空間を作ることができます。


4.粘り強い純ラーメン構造を採用しているため耐震性が向上します。


システム説明
(1)構造システム
 A−HRCは2段階の耐震設計目標を設定し、それぞれの耐震判定基準を満足するように設計を行います。高強度コンクリートと高強度太径鉄筋・芯鉄筋を効果的に組み合わせますので、SRC造と同様に地震に対し粘り強い構造となっています。
 本構法では、開発に際し建物の構造耐力を検証するための構造実験を数々行って、その性能を確認しています。
(2)施工システム

・原則として、柱、梁は型枠、鉄筋を組み立ててからコンクリートを打設しますが、柱、梁部材をプレキャスト化することも可能です。


・鉄筋は先組み工法を、型枠にはプレハブ化したシステム型枠やユニット型枠を採用し、施工の合理化を図っています。


・これまでに培ってきたプレハブ技術を活かした複合化工法を採用しています。

施工例


ページの
トップへ