形に残る喜びにぬまった
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ぼくがインタビューするよ。←淺沼組ぬまに住み着くヘルメットの妖精。

入社ぬまる前のことについて

ぬまたん

ひらちゃんはどんな学生生活を送ってたの?

ひろちゃん

大学では近代建築史の研究室に所属し、図書館に行って伝統建築の工法を調べたり、各地のお城や寺社仏閣を巡ったり、自分の興味に忠実な大学生活を送っていたと思います。

もともと子どもの頃から好きだった日本の歴史や伝統建築、その中でも特に好きだったのがお城で。現代には用途が無くとも地域に必要とされ残り続ける天守閣に魅力を感じたと同時に、私も一生の中でそんなものを建ててみたいと思い建築の道を志しました。

勉強以外にも、スキューバダイビングのサークルに所属して、いろいろなところに潜りにも行っていました。

ぬまたん

文武両道だ!

就職についてはどんなことを考えてた?

ひろちゃん

もともとは大学院に進学したいと考えていたんです。でも、大学3年生の春休みに旅行に行ったスペインでガウディの建築を見たことが就職へと舵を切る大きなきっかけになりました。

ぬまたん

そうなんだーー。何があったの?

ひろちゃん

大学の課題では床板や屋根といったスラブの納まりも理解せず、言ってみれば建物として建築できない設計をしていたんですね。そんなときにガウディの建築を見て「ちゃんと作り方を理解していれば、複雑な形をしつつも自分の思い通りの建築物が作れるんだ」と思ったんです。そして、「デザインだけでなく、安全性や機能がしっかりと確保された価値ある建築物を作りたい」という思いを実現できる場は大学院ではなく、ゼネコンだと。

ぬまたん

どんなふうに就職活動を進めたの?

ひろちゃん

日本には数多くのゼネコンがあるので、あいうえお順に受けていけばどこかには採用されるだろうと威勢よく就職活動に臨みました(笑)。

ぬまたん

(笑)

ひろちゃん
深掘る

スーパーゼネコンや大手ゼネコンは徹底した分業制である一方、中堅ゼネコンは企画から竣工、行政手続き、その他様々な細かい作業にも幅広く関われると説明会で聞いて「私はこっちだ!」と確信した矢先に出会ったのが淺沼組でした。ゼネコンってなんとなく学生に厳しいイメージがあったんですが、淺沼組は一箇所誤字があった履歴書(当時は手書き)
を「丁寧に書いているので、いちから書き直さなくても、修正液で直してもらえばOKですよ」と言ってくださるなど、人の良さを強く感じることが多かったんです。こんなにも穏やかで優しい人たちがいる会社で働きたいなと思いましたし、手がける案件の規模や業務範囲の広さにも惹かれました。

仕事について

ぬまたん

ひらちゃんはどんな仕事をしているの?

ひろちゃん
深掘る

入社以来、主に物流施設の意匠設計に携わってきました。意匠設計は着工するための図面を描く設計業務、竣工するための監理業務を担います。設計業務は施主様のご要望の把握、入札に向けた資料作成、概算資料のもとになる図面やパース作成などの「企画設計」からスタートします。次に、仕様の確定、建築基準法確認用の図面を描く「基本設計」、そして施主様との契約前に行政協議に向けた図面作成、着工に必要な確認申請図を作成する「実施設計」という3つのプロセスを経て、着工に入ります。着工後は、図面どおりの仕様になっているか施工図をチェックしたり詳細なデザイン提案を行ったりするなど、業務内容はとても多岐にわたりますね。

ぬまたん

ただ設計図を作るだけが
意匠設計の仕事ではないんだね!

ひらちゃんにとって
この仕事のやりがいは?

ひろちゃん

自分が作成した図面が実際に建築物として形になって、多くの人に利用され続けていくことです。

ぬまたん

これまでで印象に残っている経験を教えて!

ひろちゃん

入社3年目に企画段階から監理まで担当した横浜の物流施設では、行政協議、確認申請の提出はもちろんのこと、見積図作成や実施図アップに向けての図面作成、着工してからもデザイン変更に伴う監理などさまざまな業務を任され、深く関われていることに喜びを感じました。

深掘る

一方で、ディテールに必要な納まり等の知識や、設計図に記載されている一つひとつの意味、行政、法令の理解不足等を実感し、「自分のミスで竣工が間に合わなかったらどうしよう」などと、常に建築物に対する責任の大きさを実感し続けた2年間でした。ですので、無事竣工を迎えたときには”竣工した!”という感動と達成感と同時に、安心感で思わずホッと胸をなで下ろしました。設計部の上司や先輩、現場社員に沢山指導いただき、一連の設計業務を経験した中で、「長く残り続ける建築物を造る設計者」になれるよう今後より一層、設計業務に対して誠実に遂行していきたい、と身が引き締まる思いでしたね。

ぬまたん

アツいね〜

淺沼組の好きなところって?

ひろちゃん

入社の決め手にもなった人の良さです。グループには20代~50代まで男女3名ずつ所属していますが、とても風通しが良くて意見も言いやすいですね。できていないことがあればちゃんと叱ってくださるのもありがたく思っています。

他部署との関わりも多い仕事ですから、業務を円滑に進めるために心がけているのは挨拶。二日酔いの日も元気に「おはようございます!」です(笑)。

今後について

ぬまたん

最後にひらちゃんの夢を教えて!

ひろちゃん

将来的には物流施設以外の建築物の設計に関わってみたいです。

施主様に対してより幅と奥行きのある提案ができる意匠設計者を目指していますし、多様な建築物の設計を経験してその作り方を知ることでさらに多くの引き出しを持てるはずですから。すでに上司にも希望は伝えています(笑)

ぬまたん

そうなんだ。応援してるよ、ひらちゃん!

1日のスケジュール

8:30
出社、メールチェック・業務内容確認
9:00
定例資料作成
12:00
昼食
13:00
定例打合せ
15:00
上司と打合せ
16:00
定例の提案資料の作成
19:00
図面作成、退社

オフの日

月一くらいの頻度でスキューバダイビングに行きます。特に学生時代にダイバーとして育ててもらった八丈島の海が好きで、黒潮独特の青黒く透きとおった海の中で圧倒的な自然の美しさに包まれるひと時は、私にとってかけがえのないリフレッシュタイムです。
あと、日本酒が大好きで晩酌は基本毎日(笑)。旅行にいくときは空のキャリーケースを持参して、ご当地の地酒をしこたま買いこんでくるのがこの上ない楽しみなんですよね。

酒ぬまる~