正倉院の宝物とその景観を次世代に引き継ぐために、宝物の保存修理・調査研究を行い、正倉院の敷地を維持管理する拠点となる建築物である。PC版と現場打ちコンクリートによって日本的な天井と屋根を構成し、古都の風景に溶け込んでおり、正倉院1300年の歴史を次の1000年に引き継いでいこうとする、建築主、設計者、施工者のそれぞれの真摯な取り組みが、BCS賞にふさわしい作品として評価され選定された。
軒の出の深い本瓦葺きの伸びやかな屋根、垂木状のリブ付プレキャスト鉄筋コンクリートで表した天井により、古建築を現代技術で表現している。 コンクリート建造物による美的価値の創造に貢献するところが大きく、環境との調和を実現していると評価し選定された。
株式会社日建設計の設計監理物件で竣工後1年以上経過した建物の中から、他の模範となる施工管理が行われ、かつ工事の出来栄えが特に優れていることを評価し選定された。